MANJUSSAI Studio Report

vol.1
Back Beat Brothers
日デ日写軽音部10周年を記念して行われるライブイベント『満十祭』。今回ライブに出演するバンドのスタジオ練習にお邪魔し、その模様をレポート記事でみなさんにお伝えしていきます!
記念すべき第一回目はBack Beat Brothers。今までの軽音部ライブでは珍しい、管楽器をメインに構成された同バンドのスタジオ練習にお邪魔してきました!

良い意味で浮きたいんです。

ホルン、トロンボーン、オカリナetc.。10年も続くと様々な楽器がライブに登場し、その度に新しいバンドの形を示してきた。「こう言うバンドをずっとやりたかった。」とバンマスの直井さん。Back Beat Brothersはトランペット、トロンボーン、バイオリンを入れた軽音部ではいままでに無い編成の挑戦的なバンドになりました。「ジャズバンドみたいなのをやりたい!」とメンバー全員意気込みは強いようですが、そこには課題が山積みのようです。

全体の音量調整、曲のアレンジ、管楽器の活かし方など。スタジオ内でトライ&エラーを繰り返し、音の調和を探り続けていました。ですがそこには重苦しい空気はなく、それ自体も楽しんでいるようなメンバーの笑顔がありました。

こんな日が来ると思って買っていたというエレキバイオリンを弾く安村さんは、普段参加しているオーケストラとは違ったバンドという環境に戸惑いながらも新鮮さを感じているようでした。「声をかけてもらった時にやるしかない!と思った。」とボーカルの渡辺さん。いままで椎名林檎などを歌い上げてきた彼女にはまさに適任ではないでしょうか。

焼きそばパンを条件に加入した中村さん。
本当はこのバンドのウワサを聞き、声がかかるのを待っていたそうです。
リズムの要ドラムには小林さんに声をかけました。パワー系ではないところとジャズが似合いそうと直井さんは語ります。
すでに軽音部のステージでトロンボーン演奏経験のある山本さんにはメンバー全員絶大の信頼を置いていました。

特筆すべきはトランペット八重幡さんの参加です。過去、八重幡さんの代とそれ以降の代がバンドを組むことはほとんどありませんでした。今回【満十祭】のテーマの中に【新しい縦のつながり】というものがあります。まさにこのような今までにない関係性を築いてくれたことに感謝したいです。

「若い奴らには負けない。声をかけてくれてうれしかった。」高校生ぶりにトラペットを持つにも関わらず参加してくれる懐の深さに感銘をうけました。「自分達も楽しんでやるしお客さんにも楽しんでほしい。」直井さん念願のジャズバンド。メンバー全員の想いをのせて軽音部に新しい風を吹き入れてくえることでしょう。