MANJUSSAI Studio Report

vol.2
Apartment:505
新年度がスタートしてちょうど半月ほど経ち、気温も暖かくなってきたった4月某日。桜ヶ丘の桜の木にも新緑の緑が芽生え始めた中、当イベントに出演する一組のバンドがライブへの動きをスタートしていました。そのバンドの名前はApartment:505。
アー写もおしゃれな同バンドの初のスタジオ練習にお邪魔し、ライブ出演への想いを聞いてみました!

家でやっていたい

スタジオに入ってみると、そこには最近の軽音部ライヴではご無沙汰の二人の顔が。2013年度卒業生のギターの海野さんとドラムのさくらさん。
二人は軽音部ライブへの出演はご無沙汰なものの、ライヴイベントを開催する度に遊びに来てもらい差し入れを頂きます。
ベースともう一人のギターには佐藤(広夢)さんと横山さんの姿。二人は同じ2014年度卒業生で、一緒にレンタカーで熱海の秘宝館にも行った仲なのだそう。

そんな四人のスタジオの様子はというと、ここまでのご紹介でお気づきの方もいらっしゃるかと思いますが、このバンドには決まったボーカルパートのメンバーが存在しません。
なんでも今回のライヴでは、ステージを通してのボーカル担当の形はとらず、曲ごとにボーカルが入り乱れる形をとるそう。
一体どんな方々がボーカル出演するのでしょうか!?
楽器パートの四人はボーカルのいないスタジオのなかで入念に各パート同士の絡み合いを確認しあっていました。

スタジオ終了後、ロビーで談笑する4人にバンド結成についての詳しい経緯を伺いました。
バンドの発端に関して『最後に誘われたから分からない』と佐藤さん。
『自分はホリノ先生に言われて入った』と横山さん。
『詳しいことはホリノさんに聞いてほしい』と海野さんとさくらさん。
なるほど、メンバーの大半がバンドの発端に関してよく知らないようです。しかしそんなことは何の問題でもないという風にコーヒーを飲みながら談笑する4人。この4人にはバンドで音を鳴らすのにとりたてて大袈裟な理由は必要ないようです。
『バラエティに富んだステージになると思う』とドラムのさくらさん。新機材の導入にも意欲的なようです。

今回のステージで演奏するオリジナル楽曲を日夜製作中の海野さん。ライブへの意気込みを尋ねると、『家でやっていたい』と語っていました。没入感がすごそうです。
実は今回のスタジオ練習でベースの音が鳴らなくなってしまった佐藤さん。『以前かわしん工房に修理を依頼したが、直せないと断られてしまった。かわしん工房の限界を見た。』とのこと。今回のトラブルで佐藤さんも楽器の購入を考えているようです。
ステージで演奏する曲のアレンジ中だという横山さん。アレンジ作業の進捗を尋ねると、『良くない。が、全てこの頭の中にあるので全く問題がない。全てこの頭の中にある』と語っていました。
ステージに向けて何かと思案中な4人のメンバー。4人はこの505号室にどんなゲストを迎えいれ、どんな音楽を鳴らしてくれるのでしょうか?